【失敗したからわかる】キャットタワーの選び方のコツと注意点

キャットタワーの選び方 猫グッズ
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家で暮らす猫たちにとって、キャットタワーはストレス発散の場として重要な役割を担っています。

現在はペットショップやネットでたくさんの種類のキャットタワーが売られていて、新しく購入を検討している方や買い換えを検討している方は、どれを購入するか迷う方も多いかもしれません。

私たちは猫3匹と暮らしているのですが、全く異なるデザインと材質のキャットタワーに買い換えてみて、いろいろと気づいた点がありました。
今回の買い替えは正直失敗したかも、、と思っていたりします。
【追記】設置1年後に嬉しい変化がありました!それについての記事はこちら!

そのため、今回の記事では、キャットタワーを種類別に比較しながら、失敗しないキャットタワーの選び方とおすすめしたいキャットタワーをまとめました。

キャットタワーは決して安い買い物ではないので、猫たちにとっても、飼い主の方にとっても、買ってよかったと思えるものと出会えることを願っています!
そしてこの記事が今後購入を検討している方の参考になれば幸いです。

キャットタワー選びに重要なポイント

私たちは現在3匹の猫たちと暮らしていますが、行動範囲が家の中に限られている猫たちにとって、キャットタワーはストレス発散の場として重要な役割を担っています。

初めて猫を飼う方も、今猫を飼っている方も、一度はキャットタワーの購入を検討したのではないでしょうか。

キャットタワーはたくさんの種類が売られており、価格、使用されている張り材(マイクロファイバー、ファブリック、完全木製)、デザイン(突っ張りタイプ、据え置きタイプ)などさまざまです。

私たちも選ぶときにとても苦労しました。
正直今回新しく買い換えたキャットタワーはちょっと失敗だったかな、、💦と思っていたりします。

今回の経験を踏まえて、新しく買う方にぜひ押さえておいてほしいポイントが3つあります。

1つ目はキャットタワーが何で覆われているか(張り材の種類)、ということです。
猫がくつろぐスペースやベッドの場所がふわふわ生地の布で覆われているものを選ぶのか、完全に木製を選ぶのかで、猫の反応とその後キャットタワーの掃除に大きく関わってきます。

そして2つ目は、キャットタワーのデザインです。
突っ張りタイプなのか据え置きタイプなのかで、キャットタワーの移動のしやすさや安定感に関わってきます。

3つ目はキャットタワーの耐荷重です。
猫を複数飼っている場合や今後2匹目を迎える予定がある方は、耐久性が高いものを選ぶかどうかでキャットタワーの寿命が大きく変わります。

そして、できれば猫の爪とぎ場となる支柱の長さも選ぶときにチェックするのがおすすめです。
この点については絶対ではないですが、私たちが新しいキャットタワーを買い換えた時にチェックしておいたらもっとよかったな、と思った点です。

1点目から順に説明していきます。

キャットタワーが何で覆われているか

まず、猫にとっての心地よさや飼い主の方の掃除のしやすさに大きく関わってくる、キャットタワーが何で覆われているか(張り材)について説明します。

キャットタワーの張り材の種類

使用されている張り材で区別すると、一般的に販売されているキャットタワーには大きく3種類あります。

・マイクロファイバー生地やフランネル生地使用のもの
・ファブリック生地(布生地)使用のもの
・木製のもの

マイクロファイバー生地のものは私たちが以前使用していたキャットタワーです。

私たちが使っていたキャットタワーはもうすでに販売停止になっていたのですが、高さが185cmあり、ベッドや台座の配置はこちらのタイプと同じでした↓

マイクロファイバー生地はポリエステルのニット生地を起毛したもので、フランネル生地は 主に天然素材の織物を起毛したものですが、素材としてそこまで大きな違いはないと言われているためこの記事では同じくくりとして記載しています。

マイクロファイバー生地のキャットタワーで人気のものはこういったもの↓


ファブリック生地のものは妻の実家で使用しているキャットタワーです。

ファブリック生地といっても原料がポリエステルやコットン、リネンなどさまざまですが、幅広く売られているキャットタワーはポリエステルが使われていることが多いようです。

マイクロファイバー生地もファブリック生地も原料としてポリエステルが使われていますが、織り方が異なっているようです。

ファブリック生地のキャットタワーはこういったもの↓


そして完全木製のキャットタワーは私たちが現在使用しているキャットタワーです。

木製のキャットタワーはこういったもの↓

張り材で分けた場合のそれぞれのキャットタワーの特徴

我が家には3匹の猫がいるのに対し、私の実家にいるのは長毛種の猫1匹なので、少し比較が難しいところではありますが、実家で猫と1ヶ月過ごしたことがあるので、その経験を踏まえて3種類を比較した表がこちらです。

マイクロファイバー生地 ファブリック生地 木製
価格 5,000円~ 5,000円~ 10,000円~
掃除のしやすさ ×または△ △または〇
清潔度
耐久性 デザインによる デザインによる 強い
触り心地 ふわふわ 布っぽい感じ 木の肌触り

価格帯でいうと、マイクロファイバー生地使用のものとファブリック生地使用のものが安いもので5000円程度で購入できるのに対し、木製のものは1万円前後以上するものが多いです。
そしてマイクロファイバー生地のものは安価で様々な種類のものが売られています。

掃除のしやすさや清潔度で言うと圧倒的に完全木製のものが良いです。

マイクロファイバー生地使用のものや、ファブリック生地使用のものは、全体的に布で覆われているため猫が吐いたりした時に布に染み込んでしまい、汚れを完全に取り除くことは難しいです。

一方で木製のものは染み込みにくいため、吐いたとしてもその後の掃除によって清潔に保ち続けることができます

掃除の面に関しても同様で、木製のものは掃除機だけでなく濡れたふきんなどで拭き取り、乾拭きすることができますが、布製のものは濡らすと乾かすのが難しく(ドライヤーとかを使用すればどうにかなると思います)、掃除機とコロコロで掃除するしかありません。

また、特にマイクロファイバー生地のものは起毛しているふわふわ生地なので猫たちの毛が絡まりやすく、とれにくいです。
マイクロファイバー生地使用のキャットタワーを使用していたころの換毛期は本当に掃除が大変でした( ;∀;)

触り心地に関してふわふわで気持ちいいのはマイクロファイバー生地使用のものです。
ファブリック生地のものは触り心地が麻っぽい感じで比較的サラサラな感じです(あくまで実家で使用しているファブリック生地のものの感想なのでもしかしたらふわふわ生地のものもあるかもしれません)。

一方で木製のものはマットやクッションをひかない場合はそのまま木の感触です。
そのため寒い冬の間は冷たくて猫がのぼりたがらないかもしれません。
我が家の猫たちも、マイクロファイバー生地使用のキャットタワーを使っていた時は夏冬関係なくベットでくつろいでいましたが、冬から使用を始めた木製キャットタワーでは、今冬なのでベッドをあまり使ってくれていません。
(我が家の猫たちの木製キャットタワーの反応に関して詳しく知りたい方はこちら)

ファブリック生地使用のキャットタワーは、その生地の性質から、触り心地のよさ、掃除のしやすさともにマイクロファイバー生地使用のものと完全木製のものの中間のような性質のように感じました。

張り材の違いによるおすすめ

以上のようにマイクロファイバー生地、ファブリック生地、木製それぞれに良さがあるのですが、飼い主の方が何を重視したいかによっておすすめが変わります

掃除しやすさを重視したい方

マイクロファイバー生地は起毛タイプなので、猫の毛が圧倒的にとれにくいです。
掃除が面倒な方はファブリック生地か木製がおすすめです。

触り心地や価格を重視したい方

低価格で、触り心地が気持ちいいのはマイクロファイバー生地なので、マイクロファイバー生地のものがおすすめです。
また、マイクロファイバー生地のものは安価で様々なデザインのものがあるので、いろんなデザインから選びたい方はこちらの生地がおすすめです。

キャットタワーを長く清潔に保ちたい方

頑丈さや掃除のしやすさから、長く清潔に保つことができるのは木製タイプなので、清潔感を最重要視している方は木製がおすすめです。

マイクロファイバー生地がおすすめ
・低価格で購入したい
・いろんな種類から選びたい
・触り心地が気持ちいいものがいい

ファブリック生地がおすすめ

・比較的低価格で購入したい
・いろんな種類から選びたい
・掃除しやすい方がいい

木製がおすすめ

・長持ちさせたい
・清潔に保ちたい
・掃除しやすい方がいい
・ほかの家具と馴染ませたい

キャットタワーのデザイン

キャットタワーのデザインの種類

キャットタワーをデザインで大きく分けると以下の2種類に分けられます。

・据え置き型
・つっぱり型

据え置き型は我が家で使っているようなキャットタワーです。

一方でつっぱり型は、天井に支柱を突っ張って設置するタイプのキャットタワーです。

それぞれの特徴

価格はどちらのデザインも5000円くらいから購入することができるので価格に違いはそこまでありません

つっぱり型のキャットタワーの大きな特徴は、省スペースであるということです。
デザインとして一本の太い柱にステップがついているタイプのものが多いので、お部屋の角に置いたりすることができるくらいスリムなものもあります。

スリムなつっぱり型の人気なものはこのようなもの↓


また、メーカーによっては追加素材を購入すれば二つ分をつなげたりカスタマイズできるものもあります。

たとえばこんな感じ↓

つっ張り型は天井までつっぱり支柱で支えている分、猫が飛び乗ってもぐらつきにくく、安定感が高いです。

一方で据え置き型は、つっぱり型よりも大きめのものが多く、その分猫のくつろぎスペースが大きいです。
据え置き型は天井につっぱっていない分、猫が駆け上がったりするとぐらつくことがあります
安価なものは結構簡単に歪みます💦

つっぱり型に比べて安定感が低いですが、据え置き型はつっぱらない分天井の高さを気にせずどこにでも置くことができ、移動もしやすい点が大きな特徴です。
そしてハンモックや台座、箱型のベッド、透明アクリルハンモックなど猫のくつろぎスペースの種類が豊富な点も特徴です。

1匹だけ飼っていて、なるべく省スペースで猫の遊ぶスペースを確保したい場合はつっぱり型複数匹飼っていて部屋にスペースもある場合は据え置き型がおすすめです。

デザインの違いによるおすすめ

突っ張り型、据え置き型のそれぞれの特徴から、それぞれのデザインはこんな方におすすめです。

突っ張り型がおすすめ
・省スペースにしたい
・耐久性が高い方がいい
・1匹の猫と暮らしている

据え置き型がおすすめ
・ある程度スペースがある
・定期的に部屋の模様替えをしたい
・複数匹の猫と暮らしている

耐荷重

キャットタワーを選ぶ際に絶対見てほしいポイントの3点目が耐荷重です。
1匹しか飼っていない場合でも、我が家のちゃたろう(10kg)のように大柄な猫ちゃんを飼っている場合、耐荷重が10kgと書いてあるものを購入するのは危険です。
以前のキャットタワーは5000円くらいの安価なものを買ったのですが、たしか耐荷重が10kg程度で、5kgのメルちゃんが駆け上がるだけでグラグラして最終的に台座の柱がゆがみました💦
なので、個人的には一緒に暮らす猫ちゃんの体重の倍以上か+5kg以上の耐荷重があるものをおすすめします。

できればチェックすると良い点

そして、これは絶対というわけではないのですが、余裕があれば猫の爪とぎ場所にもなる支柱の長さをチェックしてほしいです。
私たちが新しいキャットタワーを購入してみて、事前にチェックすればよかったなと思った点です。

一緒に暮らしている猫ちゃんの大きさによって、爪とぎポールの高さが低いときがあります。
私たちが今回購入した木製キャットタワーの支柱兼爪とぎ場は一応8か所あるのですが、

一番長くて(6番部分)46.5cm、それ以外は30cm前後です。
一番長い部分では爪とぎしていても、少しやりにくそうに見えます(本人はそうでもないかもしれません)。

メルは以前使用していたキャットタワーでよく爪とぎしていたのですが、ゆきより体が大きいのもあり、新しいキャットタワーではほとんど爪とぎをしなくなりました。

また、今一緒に暮らしている猫ちゃんの体格が大きい場合は、なるべく長い爪とぎポールが多くついているものを選ぶのがおすすめです。

キャットタワーの高さが高ければ高いほど支柱の長さも長くなるので問題はなくなるのですが、高さが低めのものを選ぶ場合は支柱の長さがより長いものを選ぶといいかもしれません。

私たちが状況別におすすめするキャットタワー

最後に、飼い主の方が何を優先するかによって購入するキャットタワーが変わってくると思いますが、3匹の猫と暮らす私たちが個人的におすすめしたいキャットタワーを状況別に記載したいと思います。

初めて猫を飼う場合

初めて猫をお迎えする場合は、その猫ちゃんにとってキャットタワーが初めてなので、飼い主の方の掃除のしやすさや好みで購入されていいかと思います。

個人的には、圧倒的に清潔に保つことができる木製のキャットタワーかその次に掃除がしやすいファブリック生地のものがおすすめです。

また、将来的に2匹目や3匹目を迎えたいと思っている場合は、初めからくつろぎスペースが大きいものを選ぶのがおすすめです。

買い換えを検討している場合

キャットタワーの買い換えを検討されている場合は、今使われているキャットタワーと同じような形、高さのものを選ぶのがおすすめです。

私たちの場合、高さ185cm・マイクロファイバー生地使用・高いところにくつろぎスペースが多いキャットタワーから、高さ130cm・木製・低いところにくつろぎスペースが多いキャットタワーに買い換えてしまったので、猫にとって大きな変化だったのかなと感じています。

猫のくつろぎスペースが以前とあまり変わらない配置のほうが猫たちにとって馴染みやすくなるのではないかと思います。

※追記※
設置1年後に、最終的にすべてのくつろぎスペースを猫たちが使ってくれるようになりました!
そのため、デザインを変えても忍耐強く待っていれば使ってくれるようになる可能性があります!
詳しい記事はこちら

私たちがおすすめするキャットタワー6選

最後に、いつかまた買い換えるときに購入したい!と考えているキャットタワーなどを紹介します。

1.我が家で使っている木製キャットタワー

失敗したかも、、と思っていたのですが、設置1年後、無事にすべての猫が使ってくれるようになりました!
使用してみて1年経っても全然劣化していないし、メンテナンスの面でも本当におすすめです!
アクリルハンモックで肉球もみることができるので、猫好きにはたまらない仕様になっています!

肉球は見ることができませんが、冬になってもアクリルハンモック部分にふわふわベッドを置くことで関係なく愛用してくれています!

おすすめできない、、と思っていたのですが、1年経ってこれはやっぱり買ってよかった!と思ったのでおすすめキャットタワーに入れることにしました!
ぜひぜひ購入検討の候補にいれてみてください(^^)

2.高さ195cm、5段構造、ファブリック生地、耐荷重145kgの据え置き型

こちらはお値段が高め(2万5千円程度)ですが、耐久性がとても高く、10kgあるちゃたろうでも安心してのぼれそうです。
ゆきが5kg,メルが6kg、ちゃたろうが10kgなので3匹合計でも絶対安心の設計です!
私たちのように多頭飼いしている方や、大型の猫ちゃんと暮らしている方におすすめです。

3.高さ131~191cm、5段構造、木製、耐荷重大人3人分の据え置き型

木製なのでお値段高めですが、頑丈でインテリアにもなじむので素敵です!
全面つめとぎ可能で、高さが131cmと191cmにカスタマイズできるので、部屋の高さによって調整できる点も魅力です。

4.高さ230~253cm、5段構造、ファブリック生地、ハンモック耐荷重15kgの突っ張り型

突っ張り型はいままで挑戦したことがありませんが、据え置き型よりも安定感があり、高さもでるので良いなと思います!
キャットタワーの置く場所を固定する場合は突っ張り型がおすすめです。
しかもこちらの商品は支柱にすべて麻ひもがまかれているので、全面つめとぎができるのはとても魅力的です!

5.高さ150cm、3段構造、ファブリック生地、ハンモック耐荷重15kgの据え置き型

価格をおさえたい方におすすめだなと思った商品その1です。7000円前後で購入することができます。
こちらも全面つめとぎできるので魅力的ですし、交換ポールが別売りで売っているので、ボロボロになっても一部を買い換えられるので、長く使うことができます。

6.高さ155cm、3段構造、マイクロファイバー生地、耐荷重8~10kgの据え置き型

価格をおさえたい方におすすめの商品その2です。マイクロファイバー生地なので毛がとれにくいとは思いますが、猫ちゃんたちにとってはふわふわで気持ちいいので気に入ってくれると思います。
爪とぎは3か所のみ、耐荷重8~10kgなので数匹猫ちゃんがいる場合や大柄な猫ちゃんの場合は要注意です。
ほかのキャットタワーに比べて5000円前後で安価ですし、短い期間で買い替えやすい価格帯かもしれません。

※マイクロファイバー生地のキャットタワーは安価のものがたくさんありますし、ふわふわの触り心地で猫たちの人気が高いですが、個人的には掃除がめちゃくちゃ大変なのであまりおすすめはしません💦

まとめ

キャットタワーはたくさんの種類があり迷うと思います。
今回は私たちの経験からおすすめのキャットタワーの選び方を解説しました。

張り材の違いによる選び方
・張り材によって掃除のしやすさが異なるので、掃除が面倒な方はファブリック生地か木製がおすすめ
・触り心地や価格を重視したい方はマイクロファイバー生地のキャットタワーがおすすめ
・キャットタワーを長く清潔に保ちたい方は木製がおすすめ

デザインと耐荷重による選び方

・省スペースが良い方はよりスリムな突っ張り型がおすすめ
・2匹以上猫を飼っている方は、据え置き型かくつろぎスペースが多い突っ張り型がおすすめ

購入のタイミングによる選び方
・初めて購入を検討している方は、ファブリック生地か木製がおすすめ
・マイクロファイバー生地のキャットタワーの掃除が大変でお困りの方は、同価格帯のファブリック生地のものに買い換えるのがおすすめ

この記事がキャットタワー選びの役に少しでも立てると幸いです!

私たちが購入したキャットタワーのレビューはこちら↓

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