我が家にはちゃたろう、メル、ゆき、の3匹の保護猫がいます。
こちらの記事では、メルとの出会いについて書いていこうと思います。
メルは保護当時、母猫に育児放棄され、重度の猫風邪と結膜炎を発症していました。
その子猫が私たちの家族になるまでのお話です。
ゆきとの出会い
ゆきと出会ったのは2018年8月です。
のらさんは釣りが趣味で、ある日いつものように釣りに向かって狭い山道を走行中のことでした。
小さな白い物体が車道に飛び出してきて、あわててブレーキをかけましたが、コツンという音がして降りて確認したら、そこに子猫がよこたわっていました。
抱え上げると子猫は奇跡的に外傷がなく、まだ息をしていました。
近くに母猫がいるか探しましたが、母猫の姿は見つからず、食い荒らされた複数の子猫の死体がありました。
見つけた場所が山の中だったので、おそらく兄弟たちはイタチなどに食べられたのではないかと思います。
捨て猫と判断し、保護することにしました。
翌日動物病院に連れて行ったところ、生後2週間前後で現時点で特に異常はないとのことでほっとしました。
ノミダニの処置のみしてもらい、帰路につきました。
子猫は元気そうでしたが、ノミダニだらけだったので、帰宅後すぐにお風呂にいれました
この子にとって初めてのお風呂。
怖いはずなのに全く鳴かず、大暴れすることもなくお利口でした。
気持ちよさそうでしたが、ガリガリでまるで宇宙人のようでした笑
保護当時は本当に小さくて、小皿のサイズくらいしかありませんでした。
ノミダニ駆除終了し、子猫の体調も安定してきたので、
保護猫団体に行き、相談をしにいきました。
まだメルを引き取って1年くらいでしたし、こんなにかわいい子猫なので引き取り手がいるかもしれないと思ったからです。
しかし、いろいろとチェックしていただくうちに、目が見えていないことが判明しました
そして目が見えない子猫の場合は
引き取り手を見つけるのは困難だろうとのことでした。
そのため、この子猫をそのまま引き取り家族にすることにしました。
真っ白の見た目から ゆき と呼ぶことにしました。
子猫ゆきとの日々
一緒に過ごしていくうちに、明暗はわかるが、物は見えないかはっきり見えてないことがわかってきました。
眼振(目の揺れ)もあることがわかりました。
目が見えていないので、、最初のトイレトレーニングは本当に大変でした。
猫砂が少しでも床に落ちていると、そこをトイレと認識してしまったり、暗くて狭いところにとにかく粗相をしていました。
どこからともなくうんちまみれで出てきたことも…笑
粗相したところの匂いを消したり、何度もトイレの場所に連れて行ったりすることで、なんとか覚えてくれて、今はちゃんとトイレにしてくれるようになりました。
目が見えない分耳が良くて、毛布のこすれる音を出すとそこにモモンガのようにとびついてあそんだりしていました。
好奇心旺盛でいつの間にか3段ボックスの中に入っていたこともありました(笑)
目が見えないはずなのにほんとに不思議でした。
目が見えないので自分の心地いいと思った場所で止まるため、廊下のど真ん中で止まってぼーっとしていたり、風が強い日に窓を開けていたら風が何かわからず猫パンチを繰り出し、戦っていたりしていました(笑)
先住猫ちゃたろうメルとの対面
先住猫のちゃたろうは、メルの時と同様、ずっと側にいてくれました。
メルの時は、つきっきりになる私たちに腹を立て怒っていましたが、ゆきのときは慣れたようでそういうこともありませんでした。
むしろ新しい仲間だ!という感じで喜んでいた気がします。
ゆきはメルと違い重症だったわけではないので、ある程度隔離したらすぐちゃたろうとご対面でした。
一緒にカーペットをぐちゃぐちゃにしたり、遊び疲れて寝たり、じゃれあったり、毛づくろいしたり、、、、とにかく一緒にいました。
よく一緒に寝ていたので本当にかわいかったです。
ちゃたろうとの体格差がすごすぎて、ちっちゃいゆきがちゃたろうと果敢に戦う(?)姿は本当にかわいらしかったです。
実際の動画はこちら↓
一方で、メルと仲良くなるのは時間がかかりました。
ちゃたろうは1匹だった時代が5年以上あったので、愛情を一心に受けてかまってもらった時期がしっかりありましたが、メルはまだうちに来て1年程度。
まだ小さく、甘えたかったのが大きくて、やきもちをやいていたところが大きかった気がします。
そしてメス同士で、ゆきが目が見えなくて距離感がわからないのもメルにとって戸惑った原因だった気がします。
始めはメルがシャーシャー言って大変でしたが、時間がたつにつれ少しずつ距離が近づいていきました。
今もたまにケンカしているので、もう少し仲良くなってほしいですが💦
ゆきの現在
目が見えないので、子猫のころは障害物がうまく避けられなかったりしましたが、
成長するにつれて物に当たらないように注意深く歩いたり、家具の配置を正確に記憶したり、音でいろんなものを覚えていたり、いつのまにかキャットタワーに登れたり、驚かされることばかりでした
大好きなちゅーるだってお皿の音で覚えているから本当にびっくりしました(笑)
こちらの動画↓
目が見えない猫は、壁に体を当てながら歩いたり、そもそもあまり動かなかったりするそうなのですが、ゆきちゃんの場合はほとんど普通の猫と変わらず動き回っています。
ほかの猫たちみたいに机だってイスだってのぼっちゃいます笑
正直普段の生活だとあまりわからないくらい活発です。
ただ、机からイスに降りるときに、手を伸ばしてそこにイスがあるかどうかを確認して降りていく様子をみると、やはり見えてないんだなって感じます。
そして1歳違いのメルちゃんに比べてよく寝ている気がします。
目が見えていない分、エネルギーの消費も普通の猫よりも大きいのかなと思ったりしています。
マイペースで面白いゆきちゃんのままこれからも元気でいてほしいです!
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